◆第76回阪神JF・G1(12月8日、京都競馬場・芝1600メートル)
2連勝中のテリオスララ(牝2歳、美浦・田島俊明厩舎、父シスキン)が、さらなる上昇カーブを描いている。
デビュー戦こそ2着だったが、未勝利戦を逃げ切ると、前走の萩Sではハナに行ってラスト3ハロン33秒7の末脚を使って押し切りと内容は濃い走りを見せた。
11月27日の1週前追いは初コンビとなるミルコ・デムーロ騎手が栗東から駆けつけ、Wコースで5ハロン69秒7―12秒0。併せた相手に遅れたとはいえ、動き、馬体とも上々で、使われた上積みは十分感じられた。
田島調教師は「指示よりは遅かったけど、ジョッキーに馬の感触、状態をつかんでもらえたのがよかった。前走は上がりの速い競馬にも対応できたし、追ってからもしっかり反応してくれた。1600メートルにも対応できると思います」と前向きだった。