ロッテの美馬学投手が2日、ZOZOマリン内で契約更改を行い、減額制限(1億円超えは40%)を超える1億円減の4000万円(金額は推定)でサインした。美馬は「本当に正直クビだと思っていた。もしかしたらというか、確実くらいの気持ちだった。なので、本当にチャンスをもらったし、助けてもらったという気持ちですね。(来季の契約が決まった時は)うれしかったですし、結局は野球が大好きなので、またやれるというのは、やっとなんか前向きになれたというか、また野球と向き合えるようになりました」と、うなずいた。
今季は登板が3試合にとどまり、0勝2敗、防御率7・43。13年連続勝利が途切れた。プロ14年目にして初めて未勝利に終わり、「それで焦った感はあります。今年に関してはやっぱり、ずっとやってきたことなので途切らせたくないなというので、投げ続けなきゃ、投げなきゃというのでけがしている状態でも投げたりして、それで休む勇気を作れなかった。それが焦りになったのかな」と、唇をかんだ。
8月に右膝の靱帯(じんたい)を痛め、苦しんだシーズンとなった。「なかなか治らなくて、全く投げられないような感じだった。いまはやっとブルペンにも入れるように。傾斜というのが本当に怖くなるくらいに痛くて、それがやっと怖さも取れて普通にやれるようになってきました」。来季に向けては、「今年は本当にチャンスをもらえたので、来年はしっかり、やりつくして、チームに貢献できたらいいなと思います」と再起を誓った。