広島の坂倉将吾捕手が2日、マツダスタジアムの球団事務所で契約更改交渉に臨み、2500万円アップの年俸1億5000万円(金額は推定)でサインした。前半戦は打率2割3厘と不振にあえいだものの、後半戦は打率3割5分。シーズン12本塁打は、チームただ一人の2ケタだった。「しっかり評価してもらえた」と、納得の表情を浮かべた。
「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で侍ジャパンの正捕手を務め、大会通算打率4割4分4厘の好成績でベストナインに選出。11月28日には右肘クリーニング手術を受けた。「そこまで深刻なものではなかった。悩みながらだったんですけど、来シーズン、いちからしっかり頑張りたいということで、球団と相談して踏み切りました。しっかり調整して、いい開幕を迎えられたら」と、来季開幕に間に合う見通しも示した。
今季は昨年より1増の121試合に出場も、先発マスクは昨季102試合から64試合に減った。来季は「143」と、全試合の先発マスクを掲げた。「チームとして2年連続で優勝の目の前まで来て、そこで勝ちきれなかった。開幕からしっかりチームの力になって、チームとして頑張りたい」と、力を込めた。