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鹿島復帰叶わずも…筑波大の水戸内定DF沖田空「水戸を象徴する選手に」柳沢敦氏、小笠原満男氏の教え生かす

スポーツ報知 2024年12月2日 16時44分

 筑波大は2日、来季のJリーグ加入が内定しているDF沖田空(水戸)、MF角昴志郎(磐田)、MF田村蒼生(そうき、湘南)、FW半代将都(熊本)、DF福井啓太(大宮)のプロ内定者記者会見をつくば市内で行った。

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 サイドバックを本職とする水戸内定の沖田は「水戸ホーリーホックでキャリアをスタートできることをうれしく思います。水戸を象徴する選手になれるように努力していきたい」と意気込みを語った。

 小学校5年生から高校3年生まで鹿島の下部組織で育った。「(入部当初は)鹿島に戻ることしか考えていなかった」と“復帰”を目指して4年間で腕を磨くも、鹿島から声はかからず。それでも高校時にも獲得の打診があった水戸から、3年時の春と秋に2度のオファーが届いた。熱心な誘いに、心が動いた。

 鹿島ユース時代には、元日本代表の柳沢敦氏(現ユース監督)からクロスの極意を教わった。「中に合わせるのではなく、FWに『飛び込んでこいよ』ってクロスをあげることが大事だと教わった。それがすごく印象に残っています」。同じく元日本代表の小笠原満男氏からも「自分は縦が得意な選手だが、中でのプレーや、ボランチとうまく連係するところを教わった」。そして当然「誠実、献身、尊重。魂の部分も教え込まれましたね」と笑う。

 水戸と鹿島は、シーズン開幕前のプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル」で対戦するのが恒例。沖田は今年2月の対戦時も特別指定選手としてスタメン出場していたが、チームは0―1で敗れた。沖田は「(来年は)勝ちます!」と古巣相手の勝利を思い描いた。

 筑波大蹴球部の小井土正亮監督は「右SBとしてスピードとパワーであいてをねじ伏せるタイプ。まだまだ伸びしろがあるし、魅力たっぷりの大型SB」と期待を寄せる。沖田は「水戸のサポーターの方々は本当に温かい。サポーターの皆さんが、自分を追っかけたくなるようなプレーをしたい」と力を込めた。(岡島 智哉)

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