15日に開催される甲子園ボウルで、2008年以来、16年ぶりの顔合わせとなる立命大(関西1位)と法大(関東1位)が2日、同球場で会見を行った。02、03年度のライスボウル連覇時の主将で、今季就任1年目の高橋健太郎監督は「立命館らしいフットボールを見せたい」と意気込んだ。
大阪府出身で小学時には野球をしていたという指揮官は、幼少期から大の虎党。23年、リーグVの瞬間は「あの手この手でなんとかチケットが手に入って」と、3塁側から現地観戦した。岡田彰布前監督のファンで「正しい、間違っていると言うだけではなくて相手にもプライドがあるので、ユーモラスに伝えて、選手たちの行動を変えていくところは個人的にすごく好き」と、監督業で参考にしている部分もあると話す。「久しぶりに自分自身もこの場(グラウンドレベル)に入って、気が引き締まる感覚がある。選手たちが場にのみ込まれるのではないかというのはきょう感じた部分なので、甲子園の中のイメージを彼らにはつけさせたい」と、万全な準備で9年ぶりの日本一を狙う。
会見では、立命大RB山崎大央(だいち)主将(4年)が「自分にとっても夢の舞台。自分の役割を全うして全員で勝つ」と力強く宣言。法大DL山田晋義(のぶよし)主将(4年)は「今まで9戦を戦って全勝で甲子園に立てることを光栄に思う。TOP8(関東学生リーグ)、中京大、関学大の思いも背負って全力で戦いたい」と決意した。