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2連覇に挑むBL東京 FW佐々木剛「低く刺さるタックルを」 BK森勇登「選手をいかす役割に」

スポーツ報知 2024年12月3日 18時35分

 ラグビー・リーグワン1部で昨季王者のBL東京(旧東芝)は3日、東京・府中市のグラウンドで練習を公開。実戦形式のトレーニングなどで汗を流した。練習後、フランカー佐々木剛とBK森勇登が取材対応。佐々木は「練習の強度はすごく上がっている。順調に来ている」と、自身の仕上がりにうなずいた。

 佐々木は昨季、レギュラーシーズン12試合とプレーオフ(PO)に出場し、BL東京のリーグワン初優勝に貢献。今季に向けては「自分の強みのジャッカルとタックルの部分。低く刺さるようなタックルができるようになりたいと思って、取り組んでいる」と言う。チームはSOリッチー・モウンガとFWシャノン・フリゼルの主軸2人がニュージーランドの代表活動に参加していないため、W杯イヤーだった昨季よりもチームに早く合流。佐々木は「コミュニケーションがスムーズに取れている」と言い、合宿先でもモウンガとしゃぶしゃぶ店に行くなどチーム力を高めている。

 森はBKのユーティリティプレーヤーとして、昨季はPO含め全17試合に出場。決勝の埼玉(旧パナソニック)戦では、決勝トライも挙げた。今季はSOにも入り、オールブラックスの司令塔から吸収する日々。ウイングとのコミュニケーションやスペースの見方などを学んでいるという。プレシーズンマッチも重ねる中で「SOでのゲームメイク、キックの判断は経験を積むほどよくなっている。学びがあるので、毎試合成長できている実感がある」と森。「去年のことを継続しつつ、もっとボールに触れるようにしてチャンスを作ったり、他の選手をいかす役目になれたら」とさらなる活躍を誓った。

 リーグワン王者として始まるシーズンは、22日に横浜戦(日産ス)から幕を開ける。「東芝とやるときは、隙がない状態で挑んできているということが、プレシーズン(マッチ)でも分かった」と語る佐々木。開幕に向けて、プレーの精度を高めていく。森も「自分の持っているスキルを、どのポジションでも出していけたら」と、新シーズンを見据えた。

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