男子ゴルフでツアー4勝の蝉川泰果(アース製薬)が3日、都内で開催されたピンゴルフのファン感謝デーに参加した。ドライビングコンテストや、トークショーなどに参加し、ファンとの交流を楽しんだ。「ゴルフ場じゃなく、都内のビルでやるのは新鮮。いつも以上にゴルフ以外の違った部分をお見せできたと思う」と充実の一日を過ごした。
今季は米ツアー6試合を含めて26試合に出場も、優勝は果たせなかった。「悔しいけど、真剣に一年間戦った結果。やりきったことは充実していた」と納得した表情を見せた。来季に向けては「全試合優勝を狙いたい。ビッグマウスと言われても、そこは貫き通したい」とゴルフと同じく攻めの姿勢を見せたいと話した。
課題とする部分にはパッティングを挙げた。今季の平均パット数は「1・7602」で32位。昨年は11位の「1・7378」だったが、グリーン上で苦戦したシーズンとなった。「以前使っていた樹脂のモデルをもう一回試したり、パターは変更するかもしれない。クラブの調整も少ないオフで取り組めたら」とすでに視線は来年へ向いている。来年初戦は「コーンフェリー(米下部)ツアーに出るかも」と示唆した。