宝塚歌劇のOG公演「SPECIAL ENTERTAINMENT STAGE 『RUNWAY』」の公開通し稽古が3日、大阪・梅田芸術劇場メインホールで、開幕日(4日)を前に入念に実施された。
2014年4月の宝塚歌劇創立100周年記念式典当時、各組のトップスターだった花組・蘭寿(らんじゅ)とむ、月組・龍真咲(りゅう・まさき)、雪組・壮一帆(そう・かずほ)、星組・柚希礼音(ゆずき・れおん)、宙組・凰稀(おうき)かなめの5人が一堂に集結したステージ。歌劇の歴史をつないだ元星組トップ・北翔海莉(ほくしょう・かいり)、前花組トップ・柚香光(ゆずか・れい)も出演するほか、元星組トップ娘役・夢咲(ゆめさき)ねね、前雪組トップ娘役・朝月希和(あさづき・きわ)も花を添え、ショーの主題歌「RUNWAY」ではそれぞれが、かつて所属した組の名前が入った歌詞を歌いつないだ。
歌劇団は今年110周年で、壮は「もう10年になりますね…」と歳月の過ぎる早さにしみじみ。100周年記念で龍が主演した月組公演では、各組のトップが分かれて特別出演した。蘭寿は「日本物のショーの後に洋物のショー。時間がないので、首まで真っ白に化粧した思い出があります」と懐かしんだ。
同ホールで4~15日、横浜市のKAAT神奈川芸術劇場で21~29日に上演される。