来季、J2への降格が決まっている札幌は4日、2018年から指揮を執ってきたミハイロ・ペトロヴィッチ監督(67)の今季限りでの退任を正式に発表した。
就任1年目にはクラブ史上最高となるJ1で4位に押し上げ、翌19年にはルヴァン杯で準優勝を飾るなど、チーム力を向上させた。7年目の今季は降格圏から抜け出せず、4日時点で19位と低迷したこともあり、クラブは早くから退任を決めていた。8日のホーム・柏戦(プレド)が、札幌での最後の指揮となる。
クラブを代表し、三上大勝代表取締役GM(53)は「ミシャ(ペトロヴィッチ監督の愛称)が築いてくれたものを文化・伝統として継承し、さらに強くなることがミシャへの恩返しになると信じています。ミシャとクラブの監督としての関係は終わりますが、クラブとミシャは『関係性は今後も何も変わらない』と思っており、ミシャとはこれからも大切な仲間の1人として関係を築いていきます」などとコメントした。
また、後任について、三上GMは個人名こそ明かさなかったが4日、「一本化しました」と話した。筆頭候補に挙がっている元鹿島監督の岩政大樹氏(42)との交渉は順調に進んでおり、早ければ今週中に正式発表される。