◆柔道◇グランドスラム東京大会 第1日(7日、東京体育館)
男子73キロ級でパリ五輪銅メダルの橋本壮市(パーク24)は5位に終わった。準々決勝で敗れ、敗者復活戦は勝ち上がったが、3位決定戦で内村秀資(自衛隊)に一本負け。五輪直後で十分な調整を積めていない状況だったが「今持っている力は出したつもり。畳に上がって試合することが恩返しだと思っていたけど、そんなに甘くなかった」と潔く認めた。
33歳はパリ五輪後、引退も考えたが、これまで支えてくれた人たちに日本で試合をする姿を見せたいとの思いで出場を決めた。実績を考えれば年明けの欧州遠征のメンバーに選ばれる可能性は十分ある。だが、選出された場合に出場するかについては「分からない」と言葉を濁した。今後についても「2024年は突っ走ってやってきた。いったん休憩して、ゆっくり考えたい」と明言を避けた。