ラグビー・リーグワン1部の神戸が7日、神戸市内で開幕前会見を行い、リーグワン初、トップリーグ時代2018年度以来の優勝を誓った。日本代表にも名を連ねるSO李承信共同主将(23)は「目標はもちろん優勝。まず開幕戦に10割の準備をしたい」とアウェーで迎える21日の開幕節・静岡戦(ヤマハ)へ意気込んだ。
今季は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災30年と重なる。当時選手として被災し、今季就任した弘津英司チームディレクター(TD、57)は「周囲の方から励ましやサポートがあって、ラグビーを続けることができた。感動と元気で恩返しができるように」と神戸に最高の結果を届ける。
この日、会見前に行われた同2部・花園とのプレシーズンマッチは、後半に16点差を追いつかれ36―36の同点。昨季5位からの巻き返しをはかる就任2季目のデーブ・レニーヘッドコーチ(61)は「若手のどこが足りていないのかを見る機会」と収穫も得た様子だ。V奪回へ、取り組んできた「相手への圧」をさらに磨き、開幕ダッシュをかける。(森口 登生)