◆第76回阪神ジュベナイルフィリーズ・G1(12月8日、京都・芝1600メートル、良)
牝馬限定となった91年以降、初めて淀で行われた2歳女王決定戦に牝馬18頭が出走し、4番人気でアメリカから参戦のメイディレディ(ジョセフ・リー厩舎、父タピット)は13着に終わった。同レースに外国調教馬の出走は、これが初めて。ランフランコ・デットーリ騎手は2005年のジャパンC(アルカセット)以来、19年ぶりのJRA・G1勝利とはならなかった。
同馬は米国で重賞初制覇となったジェサミンS・G2(芝1700メートル)までデビュー3連勝を飾り、前走のブリーダーズCジュベナイルフィリーズターフ・米G1(芝1600メートル)では2着。今回は初めての海外遠征、右回りだった。
1着は5番人気で岩田望来騎手騎乗のアルマヴェローチェ(栗東・上村洋行厩舎、父ハービンジャー)で、勝ちタイムは1分33秒4。2着は8番人気のビップデイジー(幸英明騎手)、3着は7番人気のテリオスララ(ミルコ・デムーロ騎手)となった。
ランフランコ・デットーリ騎手(メイデイレディ=13着)「非常にいいレースだった。ポジションも悪くなかった。彼女の好きなファーストトラックだったけど、最初に少し混乱してしまった。長いシーズンだったしね。4か月で5レース、今回は長距離輸送もあったので疲れもあったのかな。(自身について)また戻って来ることを約束します。引退はしません」