◆第76回阪神ジュベナイルフィリーズ・G1(12月8日、京都・芝1600メートル、良)
牝馬限定となった91年以降。初めて淀で行われた2歳女王決定戦に牝馬18頭が出走し、2番人気のショウナンザナドゥ(栗東・松下武士厩舎、父キズナ)は、ゴール前で脚を伸ばすも4着だった。池添謙一騎手は2007年のトールポピー以来、17年ぶり2回目の勝利とはならなかった。
同馬は2016年にファンタジーSを制したミスエルテ(父フランケル)、今年のフラワーCで勝ったミアネーロ(ドゥラメンテ)の半妹。2戦目に京都・芝1600メートルで5馬身差をつけて初勝利を飾り、3戦目のアルテミスSは3着。平地収得賞金400万円で、今回は9分の2の抽選を突破しての参戦だった。
1着は5番人気で岩田望来騎手騎乗のアルマヴェローチェ(栗東・上村洋行厩舎、父ハービンジャー)で、勝ちタイムは1分33秒4。2着は8番人気のビップデイジー(幸英明騎手)、3着は7番人気のテリオスララ(ミルコ・デムーロ騎手)。3連単は22万7500円の高配当となった。
池添謙一騎手(ショウナンザナドゥ=4着)「いい枠(5枠9番)を引いて、今日の馬場は前での決着だったので、ポジションを取って進めました。2番手の後ろで、しっかり折り合ったけど、思ったよりも流れたので、しんどくなりました。結果的に後ろの競馬になってしまった」