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全日本王者・中野寛太がGS初V「結果を出すことにこだわった」…柔道GS東京

スポーツ報知 2024年12月8日 23時29分

◆柔道◇グランドスラム東京大会 最終日(8日、東京体育館)

 男女7階級が行われ、男子100キロ超級は全日本王者・中野寛太(旭化成)がGS大会初優勝を飾った。決勝で所属の先輩の太田彪雅に延長の末、内股で技ありを奪って勝利。「内容が良かったわけではないけど、結果を出すことにこだわってやれたことで、一番いい結果が出た」と喜んだ。

 4月の全日本選手権で初優勝を飾った24歳だが、11月の講道館杯では2位に終わった。「稽古や努力が足りなかったと再認識した」と反省。普段の稽古から「もう1本、2本」と追い込んできた。悔しさをぶつけ、初戦でパリ五輪100キロ級銅メダリストで階級を上げてきたムザファルベク・トゥロボエフ(ウズベキスタン)を破るなど4試合を勝ち上がった。

 28年ロサンゼルス五輪に向けては、パリ五輪代表で1学年下の斉藤立(JESグループ)を追う立場だ。「来年の世界選手権に向けて倒さないといけない選手」と意識していた斉藤は今大会を首の手術で欠場。ただ、来年の世界選手権代表を目指す思いは変わらず、「世界選手権を逃せば1番手の斉藤選手に追いつけない」と今後も続く選考レースへ、表情を引き締めた。

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