ラグビー・リーグワンの4季目となる2024~25年シーズンは、21日に開幕する。23年W杯日本代表で、リーグワン1部・埼玉(旧パナソニック)のFW福井翔大が9日に都内で取材対応し、レギュラーシーズン全勝でプレーオフに進んだものの、決勝でBL東京(旧東芝)に敗れた先シーズンの雪辱を誓った。「目標は絶対に優勝。優勝に貢献し続けたい。優勝するまで(悔しさは)消えない」と強い決意をにじませた。
日本代表でも長らく活躍した堀江翔太さんと内田啓介さんが、23~24年季限りで現役を引退。ドレッドヘアで人気を博した堀江さんに負けじとパーマのスタイルがトレードマークになっている福井は「さみしいです。堀江さんとウッチーさんが抜けたのは大きい」と本音を明かすが、今季はチームの中軸となりアタックリーダーも務めるだけに、自覚もにじむ。「(先輩に)背中を見せてもらった。優勝するのが一番の恩返しになると思うので、早く優勝したい」と力を込めた。
2季連続でプレーオフ決勝で敗れている埼玉は、21日に先シーズン3位の東京SG戦(味スタ)で開幕。3季ぶりの王座奪回へ、宮崎で開幕直前合宿中だ。福井も同日の記者会見を終えれば、すぐに飛行機に飛び乗り合宿地に向かう。日本代表への思いも強い25歳は「代表は昔からの夢。うちのチームで試合に出て、勝ちに貢献していけば、いける場所だと思って、目の前のことを頑張っていきたい」と腕をまくった。