ドジャースは10日(日本時間11日)、B・トライネン投手(36)、M・コンフォート外野手(31)と契約を結んだことを発表した。トライネンは2年2200万ドル(約33億円)、コンフォートは1年1700万ドル(約26億円)の契約。ワールドシリーズ連覇へ向けて、戦力整備に乗り出している。
36歳のベテラン救援右腕・トライネンは20年からドジャースでプレー。23年はメジャーでの登板がなかったが、今季は50試合に登板して7勝3敗1セーブ、防御率1・93と安定した投球を見せてブルペン陣を支え、再契約となった。ポストシーズンでも16試合中9試合に登板するなどフル回転し、ワールドシリーズ第5戦の敵地・ヤンキース戦では2回3分の1で42球を投げる気迫を見せ、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。メジャー通算499登板と経験も十分だ。
コンフォートは31歳の外野手で、今季はジャイアンツで130試合に出場し、20本塁打を放った。メッツ時代の19年には自己最多33本塁打を放つなど長打力が持ち味で、通算167本塁打をマークしている。ドジャースはベッツが来季は遊撃を守る見込みで、外野のレギュラーは現時点で中堅のエドマンくらい。T・ヘルナンデスの去就は不透明とあって、左翼か右翼のレギュラーとして期待がかかりそうだ。
ドジャースは今オフ、サイ・ヤング賞受賞経験のある先発左腕のB・スネル投手(32)を5年1億8200万ドル(約273億円=契約時のレート)の大型契約で獲得。今季33発を放ったT・ヘルナンデス外野手(32)との再契約や、ロッテ・佐々木朗希投手(23)の獲得にも動いているとされている。