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鈴木誠也の代理人がトレードについて、球団次第では、拒否権解除の可能性

スポーツ報知 2024年12月11日 7時1分

 米大リーグのウィンター・ミーティングは10日(日本時間11日)、テキサス州ダラスで2日目を迎え、カブス・鈴木誠也外野手の代理人を務める大手エージェント「ワッサーマン・グループ」のジョエル・ウルフ氏が、全球団へのトレード拒否権を持つ鈴木が、トレードの可能性を踏まえて話し合いを行っていることを明かした。

 「彼(鈴木)はオープン・マインドだ。(カブスの)ジェド(ホイヤー編成部長)は密にコミュニケーションを取ってくれており、昨日、話しをした。彼は、トレードの交渉相手となっている球団について話してくれた。彼は誠也を放出したくないと思っていると思う。でも、そこには、球団が拒否できないオファーのシナリオがあるのかもしれない。だから、どの球団なら、考慮するのかということを話している」。

 ウルフ代理人と球団が、トレード成立を前提として、交渉を進める準備として、本人の了解を確認する段階にあり、鈴木は、その進展に対して、心を開いた状態であるという。

 

 カウンセル監督体制となった今季、後半戦に入ってDHでの起用が増えた鈴木。今オフには、米メディアにトレード要員となっているという報道も出ている。ウルフ代理人は「彼がポスティングされた時に、フルタイムのDHとして公示されたわけではない。彼は、DHの役目なら、契約しなかったと思う。彼の心境は(守備につけば)更に良くなると思っているはずだ」と言及。DH起用が増える状態は、鈴木にとってベストな環境ではないという考え方を示した。

 「誠也は強い意思表示を持つ人間。だから、彼がトレード先に考慮してもいいと思うのは、少ない球団に限られる。それ(トレード)は起こるかもしれないけど、必ずしも起こるという風には思えない」と同代理人。トレードは、鈴木がOKと思う限られた数球団に限って、成立する運びとなりそうだ。

 

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