ロッテの種市篤暉投手が11日、ZOZOマリン内で契約更改交渉を行い、今季の推定年俸5200万円から3300万円アップの8500万円(金額は推定)でサインした。右腕は「昨年、目標にしていたのは170イニング。(今季は)最低限、規定投球回いけたのはよかったし、内転筋のケガをした中で最後は投げられたのはよかった」と振り返った。
プロ8年目の今年は23試合に登板し、7勝8敗、2完投、148奪三振、防御率3・05をマーク。9月初旬に右足内転筋損傷で離脱はしたものの、年間を通じては安定してローテーションを守った。
今オフには、若手先発3本柱としてローテーションをともに支えた佐々木朗希投手がメジャーに挑戦。来季への期待はさらに大きくなるが、「朗希がいなくなったからと言って、(自分の)やることはかわらない。昨年、そして今年同様、まずは自分の仕事をしていけるように頑張っていきたいですね」と、きっぱり言い切った。
年末から年始にかけては、ニュージーランド・オークランドで唐川、西野らと自主トレを行う予定だという。来年1月は鹿児島や福岡、千葉など、国内各地でトレーニングに励むといい、種市は「個人よりはチームを優勝できるように、(ローテーションの)一角になれるように全力で投げていきたいと思います」と活躍を誓った。