ロッテの高部瑛斗外野手が11日、ZOZOマリン内で契約更改交渉を行い、500万円増の3300万円(金額は推定)でサインした。この日、27歳の誕生日を迎えた背番号38は「僕のプロ野球人生は、ほぼケガで前に進めない時間が多い。今年は覚悟を持って優勝させられるようにそのピースの一番強い存在になりたいと思っている。人間としても選手としても、二段階、三段階とレベルアップしたい」と決意を込めた。
2年ぶりに1軍復帰した今季は76試合に出場し、260打数78安打、1本塁打、23打点、打率・300。9月に左手を剥離骨折して離脱し、同月末には古傷の右膝手術にも踏み切り、シーズン完走とはならなかった。今季については「(シーズンの)最初から(1軍に)上がれませんでしたし、最後までやり通せなかったのは悔しかった。いいこともありましたが悔しいシーズンでした」と振り返った。
今オフは本拠地ZOZOで1人で自主トレを行う予定だという。「今の時点でほぼ動きには制限なく、100%で練習しているのでキャンプも大丈夫です。(来季は)盗塁王、首位打者、最多安打を狙っていこうと。タイトルを狙える位置につけるようにけがなくやりたい。大事なのはケガをしないこと。フルシーズン戦って、タイトルをとれるようにやっていきたいです」とうなずいた。