プロバスケットボールB2・富山グラウジーズの新ホームアリーナとなる富山市総合体育館のネーミングライツ・パートナーが11日、同体育館で発表された。YKK AP株式会社がネーミングライツ・パートナーとなり、同体育館の新名称は「YKK AP ARENA」に決定。契約金額は非公開で、期間は2026年10月から5年間。その後は1年ごとの更新となる。発表会に出席した藤井裕久市長は「単なる体育館からアリーナへと生まれ変わることに期待しています。県内外に広く周知され、末永く親しまれるように期待しています」と話した。
同体育館は2000年とやま国体に合わせて整備され、市民のスポーツやプロスポーツ、コンサートなど、賑わいの拠点として親しまれてきた。今後は来年8月から全館を休館し、改修工事を開始。新アリーナは2026年10月にリニューアルオープンを予定する。座席数は現在の4650席から5000席に増やし、VIPルーム、VIP専用エレベーターも増設。ビジョンの大型化、音響施設などもリニューアルする。
とやまアリーナコンセッション株式会社が体育館の改修工事、運営管理、維持管理を請け負う。同社は前田建設工業、富山グラウジーズ、ホクタテの三社で構成し、協力してアリーナを運営する。同社の安西忠信代表取締役(前田建設工業)は「街の活性化、新たな感動を生む新時代のアリーナを目指したい。新しいアリーナが完成するまで、時間はかかってしまうが、新しく生まれ変わる総合体育館にご期待ください」と話した。(中田 康博)