◆fosekift杯第15回日本少年野球東北中央支部1年生大会 ▽決勝 仙台育英学園秀光・岩手中部合同ボーイズ8―6宮城仙北中央ボーイズ(12月1日・宮城広瀬球場)
fosekift杯の1年生大会が11月30日、12月1日に東北中央支部、東北南支部でそれぞれ行われた。東北中央では仙台育英学園秀光・岩手中部合同ボーイズが9人で優勝。東北南では白河ボーイズが圧倒した。ともに初優勝。
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9人の合同チームが奇跡を起こした。決勝は5点ビハインドをひっくり返す大逆転劇だ。
指揮を執った秀光の齋夢海監督(28)は「ぶっつけ本番でした」。合同練習なしで試合当日の朝に初対面。登録10人も1人欠場しており、交代要員がいない瀬戸際だった。
5番の前川が未経験の外野を守った。指揮官は「秀光の子たちは先輩たちの姿から勉強して、もがきながらも頑張ってくれた。岩手中部の子たちも、私の指示に応えようと、対応、適応してくれた」と話した。
5点を追う5回は及川、古田の連打などで1死満塁から押し出し四球で1点を返すと1番の高橋主将が右中間へ走者一掃の三塁打。4番・熊谷のタイムリーで勝ち越すと、6回にも高橋が2点三塁打で突き放す。齋監督は「合同チームですが、みんながそれぞれの役割に徹して、いい形で(高橋に)回していた。それに応えた高橋もさすがです」。1年生で唯一レギュラーを張る男をたたえた。
秀光の2年生は2大会連続準優勝。1年生が合同チームで悲願の初タイトルをもたらした。
【仙台育英学園秀光・岩手中部合同ボーイズ 登録メンバー】※は主将
▽秀光1年生 ※高橋快知、八重樫嶺大、伊藤悠羽、野口真希斗、持永羽慶、浅野聖怜
▽岩手中部1年生 及川蒼葉、前川歩堂、古田琳一、熊谷晟那