フジテレビ系「めざまし8」(月曜~金曜・午前8時)は12日、自民、公明、国民民主3党の幹事長が11日に国会内で会談し、所得税が生じる「年収103万円の壁」を巡り「178万円」を目指し、2025年から引き上げることで合意したことを報じた。
また、今国会で「企業・団体献金」禁止など政治改革を巡る議論が行われていることも伝えた。立憲民主党などは「企業・団体献金」の禁止を主張しているが、石破茂首相は衆院予算委員会で「企業・団体の献金を禁ずるということは、少なくとも憲法21条には抵触すると思っている。私自身はそのように考えます」と企業・団体献金の禁止が表現の自由を保障する憲法21条に抵触すると述べ、企業団体献金は公開のもとで、存続するべきだとの認識を示したことを報じた。
スタジオには自民党の佐藤正久参院議員と立憲民主党の辻元清美参議院議員が生出演した。その中で企業団体献金の禁止について議論。佐藤氏は「透明性」の重要性を繰り返し主張した。辻元氏は、佐藤氏へ「企業・団体献金」の禁止を主張しながら「企業献金を認めているイギリスなんかでも株主総会にかけなきゃいけない。コンプライアンスが厳しくなっている。フランスとかアメリカ、カナダも企業献金禁止です」と述べ、企業側のコンプライアンスが厳しくなっていることなどを指摘し「国際基準に合わせた方がいいと思う」と主張した。
議論が白熱する中、辻元氏の発言を受けコメンテーターでタレントのカンニング竹山は「辻元さんに聞きたいんですけど」と切り出すと「国際的にあわせるとなると、国際的に辻元さんは何が一番ベストと思っているのかが一点と、そういうんであれば、かつて民主党政権の時に企業献金をやり始めたわけですよね。それってなぜ?って今ずっと…疑問に思ってて」と2009年8月から12年までの「民主党」政権時代に禁止しなかったのかを質問した。
これに辻元氏は「そんなくれなかったの」と述べ「私は民主党政権の時にやるべきだったと思いますよ。でもね、あれの時代と今、大きく変わってきているから私は今ここでやる。それが国民の信頼を取り戻す一番の近道だと思います」と述べた。