オリックスが、広島から海外フリーエージェント(FA)権を行使した九里亜蓮投手と契約を締結することを発表した。背番号は22。一昨年から森、西川と3年連続でFA補強に成功し、福良淳一GMは「先発の層を厚くするという意味で。一年間、ローテを守るだけの力はあると思っています」と期待を寄せた。
21年に13勝で最多勝に輝き、直近5年は平均145回2/3イニングというタフネス右腕。今季は先発陣で一人も規定投球回に届かなかっただけに、ニーズに合致する存在だ。
今季年俸1億4000万円の九里は金銭、人的補償が必要なBランクとみられる。28人のプロテクトリストなどについて、福良GMは「これからの作業になると思います。現場と話しながら、考えながらということになります」と説明した。