宝塚歌劇団は12日、昨秋の宙組娘役の死を受けて取り組んでいる劇団運営の環境改善などの進捗(しんちょく)状況を公式ホームページで報告した。
「劇団員の心身の健康管理体制の強化」では、「身体のコンディション向上の必要性が高い出演者の健康増進を目的として、宝塚大劇場にある出演者用食堂をリニューアルし、管理栄養士監修のもとで健康志向の食材を用いたメニューを提供するとともに出演者の利用を無償化します」と発表。来年1月から実施する。
また、同じく来月から「劇団員が働きやすい労働環境づくり」として、主に若年層への支援施策の一環として住宅補助手当を導入を予定しているという。
今後も、今年4月に設置した外部有識者で構成されるアドバイザリーボードの助言を生かし、必要な施策の実施、取り組みの見直しを進めていく。