TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜・午後1時55分)が12日に生放送され、2018年に「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん(当時77)に覚醒剤を摂取させ殺害したとして、殺人罪に問われた元妻・須藤早貴被告(28)に、和歌山地裁が無罪判決を言い渡たしたことを報じた。
電話で出演した国際弁護士の清原博氏は「事実認定にも一定の限界がある。有罪にはできないという判断」と解説。「疑わしきは罰せず」の原則にのっとったものとした。
コメンテーターの放送作家・野々村友紀子さんは、裁判員など様々な立場から事件を考えたといい「状況証拠だけで有罪になってしまう。0か100か。それも恐ろしいと思った。自分が裁判員だったら、灰色を重ねても黒にはならないと言われたら有罪にできない。今後にも影響するのではと色々考える事件」と複雑な思いを口にしていた。