スピードスケートの全日本選手権は13日、青森・YSアリーナ八戸で開幕する。出場選手は12日、会場のリンクで最終調整。女子500メートルで今季W杯で2勝を挙げている吉田雪乃(寿広)は“ホーム”リンクで大会初優勝を誓った。
今季はW杯第1戦の長野大会で初勝利を飾り、第2戦北京大会では37秒68の自己ベストを記録して2勝目を飾った。女子短距離の新星は「37秒6を出せて、まだまだいけるんだなということも感じたし、練習が間違ってなかったと確認できた。とてもいいレースになった」と充実の表情で振り返った。
現在も岩手・盛岡市に拠点を置き、青森のYSアリーナ八戸は高校2年時から練習を重ねてきたリンクだ。W杯初優勝後の“凱旋試合”。「ほぼ地元のリンク。いつも応援してもらっている皆さんにいいところを見せたい。そういうところで結果を出せるのが本当に強い選手だと思っている」と決意を込めた。500メートルは21年北京五輪銀メダル(TOKIOインカラミ)も今季初めて出場予定。2人の直接対決も注目される。