スピードスケートの全日本選手権は13日、青森・YSアリーナ八戸で開幕する。出場選手は12日、会場のリンクで最終調整。男子500メートルで日本記録保持者の新濱立也(高崎健康福祉大職)は「2024年、苦しい思いからスタートして、思っていた以上の結果を出せている。最後もう2レース、しっかりいい締めくくりができるようなレースにしたい」と表情を引き締めた。
昨季終盤の3月の練習中に腰椎骨折の大けがを負ったが、今季は10月に開幕戦から好調をキープ。W杯でも500メートルで3レース連続で表彰台に立った。「自分の今シーズンやりたいことが、少しずつできてきている。一戦一戦新たな課題が見つかって、収穫のあるレースがここまでできている」と手応え十分の様子で振り返った。
3連戦となったW杯第2戦の北京大会は、500メートルの2本目の出場を見送り、備えてきた今大会。「今シーズンやりたいなと思っている課題にまず集中して、自分のレースをしたい」と足元を見据えた。