スポーツ報知では第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)の全21チームを連載で紹介する。第5回は9年連続18回目出場の国学院大。
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分厚い選手層が一番の強みだ。6区間の出雲、8区間の全日本を快勝。10区間の箱根では、さらに自信を持つ。「駅伝は先手必勝が鉄則ですが、平林、辻原らを中心に往路で粘り、復路勝負に持ち込みたい」と前田監督は初優勝への戦略の一端を明かした。
懸案とされている5区も不安はない。「候補は4人。平林、上原、高山、飯国の誰が上っても活躍してくれる」と指揮官は絶対の信頼を寄せる。エース平林は上りの適性もある。前回5区の上原は17位と苦戦したが、今季、地力が増した。平林に次ぐスタミナを持つ高山は「5区を走ることになったら浦野雄平さんが持つ国学院大記録(1時間10分45秒)を狙いたい」と前向きに話す。
「2つ勝っても、箱根を勝たない限り、勝ったとは言えない」と平林。念願の箱根路初制覇に向けて、国学院大の勢いは増している。