お笑いコンビ「霜降り明星」のせいやがTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ(金スマ)」(金曜・午後8時57分)に出演。10月に死去した西田敏行さん(享年76)への思いを語った。
中学の授業中に「もしもピアノが弾けたなら」を歌うほど西田さんが大好きだったせいやは、西田さんが所属していた青年座に何度も電話し「西田さんになりたいんです。家出しようと思ってて、青年座に行きたいんです」と訴えるほどだった。
ただ共演することはかなわなかった。一度、新大阪駅で見かけたが、好きすぎて声をかけることができず。「今考えたら、しゃべる最後のチャンスだった」と悔やんだ。会えないまま西田さんが亡くなってしまい「つらかった。子供の頃からホンマに好きやったんで。バイブルみたいになってる人やったんで。ああいう人になりたい、という感じですね」と思いをはせた。
番組では高校時代にいじめられた経験を半自伝的に書いた著書「人生を変えたコント」の内容を実写化したVTRが流された。つらい思いをしただけに、西田さんの演技が「日常に温かさをくれた」と表現。「それってめっちゃデカいと思うんですよ。何か嫌な事があった時に、これ見たら『まあええか』って思える存在。エンタメの一番の仕事やと思うんですよね。最高のエンターテイナー」と憧れの思いを語っていた。