日本高野連は13日、来春の第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)に出場する21世紀枠の各地区候補9校を発表した。北海道からは、秋季道大会8強の釧路江南が候補校に選出された。
1919年創立の道立校がセンバツ初出場に一歩前進した。今秋は7試合でわずか8失点の堅守で準Vの北海にも善戦(0●1)し、最終選考で落選した06、07年に続く候補入り。楓川卓也監督(50)から報告を受け、宍戸瑛太主将(2年)は「謙虚な気持ちで受け止めたい。選ばれた自覚を持って、チーム全体でレベルアップしていきたい」と気を引き締めていた。
過去には愛知・成章(06~08年)など4校が候補校に3度選出されている。いずれも3度目でセンバツ出場を果たしているが、楓川監督は「あまり気にしない。それが崩れたときが嫌なので」と苦笑い。最終選考通過率100%のジンクス“三度目の正直”で最後の関門を突破なるか。北海道からは別海に続く2年連続の吉報を待つ。(島山 知房)