落語家の古今亭圓菊が2025年を「挑戦」の1年にすることを誓った。年末に行われる浅草演芸ホールの寄席をPRするため、東京・両国の報知新聞東京本社を訪れ、年末に向けて今年を総括。
「2024年は(三代目)圓菊を襲名して3年経った年で、襲名前から襲名まで突っ走って来て、襲名してからも突っ走り続けて来たので『今年は一段落しよう!』と決めて、あえて目標を立てず楽をした年でした」と振り返り、少し早めに来年に目を向けた。「おかげさまで1年間、楽をさせ頂いて、ようやくまた落語に対して『欲』が出て来たので、2025年はぜひ、新しい噺(はなし)や噺に対してのスキルを向上して行ける『挑戦』の年にしたいと思っています!」と抱負を語った。
年末は浅草演芸ホールを盛り上げる。12月29日(日)は「第53回 圓菊一門会」、同31日(火)は「年忘れ大晦日吉例芸人釣師笑いの納竿『落語釣り落しの会』」で締めくくる。
「29日は、寄席に出続けなきゃいけないという圓菊の教えを継承した落語会。これを聞かないと年を越せない、という方もいらっしゃる。どちらもいっぱいになっちゃうんです」と圓菊。満員御礼ならPRは逆効果と思いきや「いやいや、浅草演芸ホールというところは『見れますか?』と聞かれたら『見れます!』という場所なんです。見せちゃうんです。なのでぜひいらしてください。ついでに、家でも聞けるCDも、ぜひ!」とアピールした。