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「めちゃくちゃだけど振り切った」近藤真彦が34年ぶり座長公演でアイドル目指す高校生「根性真彦」熱演

スポーツ報知 2024年12月15日 4時0分

 歌手・近藤真彦(60)の座長公演「Thank you very マッチ de SHOW ギンギラ学園物語」が14日、大阪・新歌舞伎座で開幕した。

 30年以上の時を経て、マッチがファンの前で生の演技を披露した。今作は、1990年の「若親分」以来、34年ぶりの座長公演。初めて演出も担当した。

 移転前の新歌舞伎座の舞台に立ったこともある近藤は「お芝居の仕事は久しぶりだったけど、稽古をしている間にいろいろと思い出した」としみじみ。だが、時を経て向き合い方は大きく変わったという。「当時の『やらされている座長』から、還暦になると責任感しかない。本番も緊張した。でも、一丸となって、昭和の古くさい作品を作れた」と充実感と達成感をにじませた。

 構成・脚本を今年3月末での引退を発表した鈴木おさむ氏(52)が手がけた2部構成。前半は学園もののコントで、近藤はアイドルを目指す高校生「根性真彦」役でコメディー作品に初挑戦した。「めちゃくちゃだけど、振り切った芝居になっている。普段の近藤真彦ならやれない芝居をできた」と座長として納得の表情を浮かべた。

 後半は歌謡ショーで、代表曲「ギンギラギンにさりげなく」など15曲を1500人の前で披露した。「幕が降りたら、出演陣は拍手喝采。みんなで汗かいて、舞台の仕事も癖になるね」と久々の座長公演が病みつきになった様子。「今度はストーリー性のあるお芝居もやってみたい」と次回作にも含みを持たせた。

 川崎麻世(61)、中村繁之(57)、松居直美(56)、西村知美(53)、浅香唯(55)ら“昭和のアイドル”が脇を固めた舞台は15日も同所で。その後20~22日に愛知・御園座、25~29日には東京・明治座でも上演される。(増田 寛)

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