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井上尚弥、グッドマン負傷で防衛戦が1月24日に延期も「準備期間を1か月もくれるのはプラスでしかない」

スポーツ報知 2024年12月15日 6時30分

 プロボクシングの大橋ジムは14日、世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者の井上尚弥(31)=大橋=の防衛戦(24日・有明アリーナ)を、挑戦者サム・グッドマン(26)=オーストラリア=の負傷で来年1月24日に延期すると発表した。同じ会場で開催される。16日に来日予定だったグッドマンは最終練習で左目上を裂傷。SNSに謝罪動画を投稿した挑戦者に、井上は同日、エールを送った。

 大橋ジムによると、この日、グッドマン側から負傷したとの連絡が入り、挑戦者の負傷回復の状況を含めて両陣営で協議。興行を延期することが決まった。会場の東京・有明アリーナやWBO世界バンタム級王者・武居由樹(28)=大橋=のV2戦などの対戦カードは変更しない。

 グッドマンは自身のSNSに、パックリ割れ、縫合されて赤く腫れた左まぶたの動画を公開。「東京へ飛ぶ前にスパーリングをしていたが、思わぬアクシデントで左目上をカットして4針縫うことになってしまった。僕は闘いたいと思ったが、チームから説得された。こういう事態になって本当にショックだ。観戦予定の人や井上と彼のチームにお詫びしたい」と謝罪。「試合のため14週間のキャンプを行い、15年のボクシング人生全てをかけてこの位置まで来た。彼と闘うチャンスが欲しい」と切実な訴えも口にした。

 井上も思いは同じだ。サウジアラビアの国家的イベント「リヤド・シーズン」と推定総額30億円のスポンサー契約を結び、来年は海外再進出も計画。グッドマン戦は大事なジャンピングボードとなる。井上は延期発表を受け、自身のSNSなどに「楽しみにしてくれてた方々には申し訳ないです。また新日程で足を運んで頂ければ嬉しいです!!!」「更に準備期間を1か月もくれるのはプラスでしかない。最高の準備をして最高の試合をお見せします」と投稿。グッドマンには「お互い最高の状態で闘おう」とエールを送った。(谷口 隆俊)

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