阪神・糸井嘉男スペシャルアンバサダー(SA、43)が14日、ほっと神戸で行われた「THE野球盤」イベントに参加し、佐藤輝明内野手(25)の“ジャッジ化”をぶち上げた。藤川監督から来春キャンプの特命任務として近大の後輩を託され、「今年のジャッジのような成績を。3割2分、60本ぐらい。甲子園を半分にしたらいける(笑)。でも、30発はクリアしてほしい」とニヤリ。ヤンキースのスーパースター級の活躍を目指した? 指導へ意気込んだ。
「技術より筋トレを教えようかな」と冗談交じりに切り出したが、すぐに真顔になった。「メカニックは問題ない。月間MVPも取っている。一年間、悪いときをなくす」。佐藤輝はセ・リーグ最悪の59打席連続無安打の記録を持つなど、スランプに陥るタイプ。「超人クラスじゃないと教えられないね」とほほ笑み、「見えない疲れからスイングが鈍ることもある。基本的な走り込みや振る量も現役中はやりこまないといけない」と、通算19年間で1755安打を放ったノウハウを伝える。
今も折に触れて連絡を取り、大事なオフに練習に励んでいることを確認済み。最後は「言うことないから春は(キャンプに)行かない。添い寝係や(笑)。ジャッジ(佐藤輝)を俺はよしよしして子守歌でも歌ったるよ」と、糸井節全開で徹底サポートを約束した。
(小松 真也)
〇…糸井SAは、現役ドラフトで巨人から加入した近大の後輩・畠にもエールを送った。「ほんまにナイスガイやから。輝の方が後輩なのにあいさつとか行くから。同じ大学ということもありますし、頑張ってほしいですね。タイガースでまたひと花咲かせてほしいですね。頑張れ畠!」。自身も日本ハム、オリックスを経て、虎入りした移籍組。タテジマでの活躍を願った。