女子ゴルフで通算5勝の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が15日、東京・新宿高島屋でトークイベントなどを行った。0勝に終わった今季は「勝つことができなくて悔しかった。自分の調子も上がらない中で、皆さんが応援してくださって、頑張ろうという気持ちを持ち続けることができた1年だった」と振り返った。
憧れの米ツアー参戦へ向け、10月に2次予選会を突破。5日から行われた最終予選会は最終ラウンドに進むことができなかった。「芝も違うし、日本と比べてコースが広い。広さの中で、どのアングルから攻めるかを、日本よりも徹底して決めて打っていく。ホールの特徴をつかみながらインプットしていくのが難しかった」と最終予選会の4日間を振り返った。予選会後は「ファンの皆さんに申し訳ない」とコメントしていた原。「今年はずっと『アメリカ行ってらっしゃい』とエールを送ってもらっていた。自分の挑戦に対しての決意と、応援してくださる皆さんの気持ちに、結果が出せずに悲しかった」と言葉の真意を明かした。
来季主戦場は米下部ツアーと表明済み。トークショーでは来季の目標を漢字1文字で表してほしいという依頼も出た。色紙に記した文字はアルファベットの「E」。込められた思いは3つ。1つめは「アーリー&レイト(寝ても覚めても)。(ゴルフに)明け暮れたい」。2つめは「エネルギッシュ。色んなことがある中で精力的にやっていきたい」。最後は「エンジョイ。何事も楽しんで」と目標を立てた。「来年は絶対に優勝を届けたい。頑張りますので、皆さん応援お願いします」と新天地での活躍を、集まったファンに誓った。さらに、英莉花のイニシャルも同じく「E」。米国で自身の名前をとどろかす1年にする。