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【朝日杯FS】G1初騎乗のルーキー吉村誠之助騎手 9番人気で3着健闘「またすぐに乗りたいです」

スポーツ報知 2024年12月15日 17時3分

◆第76回朝日杯FS・G1(12月15日、京都・芝1600メートル、良)

 2歳マイル王決定戦は16頭立てで争われ、5番人気で川田将雅騎手騎乗のアドマイヤズーム(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)が前走の未勝利戦に続く連勝でG1初制覇を果たした。勝ち時計は1分34秒1。

 川田騎手は昨年のジャンタルマンタルに続く連覇。17年ダノンプレミアム、20年グレナディアガーズと合わせて4勝目となり、ミルコ・デムーロ騎手と並ぶ現役最多タイとなった。友道調教師は18年アドマイヤマーズ、21年ドウデュースに続く3勝目。現役単独最多となった。

 2着は2番人気のミュージアムマイル(クリスチャン・デムーロ騎手)、3着は9番人気のランスオブカオス(吉村誠之助騎手)だった。

 吉村誠之助騎手(ランスオブカオス=3着)「能力の高さを証明できました。これぐらいやれてもと思っていました。1、2着馬とは結果的に位置取りの差が出ました。懸念していた折り合いやゲートなど課題をクリアしてくれて、センスがあります。アクションにもしっかり反応してくれました。次に向けて、不安は何ひとつありません。(G1初騎乗について)またすぐに乗りたいです。G1というレースの緊張感はありましたが、数も乗せてもらっていますし、僕自身は緊張しませんでした」

 梅田智之調教師(ダイシンラー=4着)「最高の走りでしたね。(乗り替わりの)トラブルはありましたが、1番枠も当たったし、返し馬でジョッキーが色々と勉強してくれているのを感じました。言うことない、完璧な競馬でした。最後、交わされてからも踏ん張って、中1週の強行軍で本当によく頑張ってくれました。代打ホームラン的な感じで、大満足です」

 小崎綾也騎手(クラスペディア=6着)「スタートは速かったです。きつい位置になりました。かかりながらも、我慢してくれました。脚も残っていましたし、力があります」

 田口貫太騎手(ドラゴンブースト=7着)「外、外を回って苦しくなりました。最後まで踏ん張ってくれましたし、成長していますね」

 秋山稔樹騎手(コスモストーム=8着)「決してうまく運べたレースではなかったです。器用さを求められましたが、窮屈な位置になりました。8着はまぐれではないと思いますし、もっとうまく展開が運べたら着順は上がったかもしれません。芝、ダートの両方でしっかり走れるのが分かったので、次はどちらか分からないですが、この馬の未来のためにやっていきたい」

 ライアン・ムーア騎手(ニタモノドウシ=9着)「スローで折り合いが難しかった。ベストを出せなかった。今日はすべて、スローペースが敗因だと思います」

 クリストフ・ルメール騎手(アルレッキーノ=10着)「スムーズな競馬ができました。3コーナーで2着馬の後ろにいましたが、直線ではフォローすることができず、反応ができませんでした。一息で走っている感じです。まだこれからですね」

 松山弘平騎手(パンジャタワー=12着)「結果を残せなくて悔しいです。結果的に内枠の馬が上位なので…。外枠はいいと思っていましたし、前を見ながら脚をためて、弾けると思いましたが、もうひとつ弾け切れませんでした。返し馬も良くて、前走以上だと思いました。マイルも我慢してくれていたので、大丈夫だと思いましたが、最後の伸びを欠いたのは距離もあるのかもしれません。馬は頑張ってくれて、厩舎も仕上げてくれたのですが…。申し訳ないです」

 北村友一騎手(トータルクラリティ=13着)「ずっと力んで、スローペースのなか、前に壁を作れませんでした。4コーナーまでプレッシャーもあり、リラックスするところがありませんでした。まだまだ改善の余地がある馬ですし、今日の負けは原因がはっきりしています。レースで力を出せるように修正していけたらいいと思います」

 幸英明騎手(エイシンワンド=14着)「今日はためる競馬をしましたが、伸び切れませんでした。能力はある馬なので、巻き返してくれると思います」

 坂井瑠星騎手(タイセイカレント=15着)「初めての馬群での競馬でエキサイトしていた。枠の運もなかったですね」

 岩田望来騎手(テイクイットオール=16着)「外枠のぶん、外、外を回らなければならず、ペースも速くありませんでした。ためが利かず、手応えがなくなってしまった。1600メートルは合っていますし、ひとためできたら、脚が使えます。まだこれからの馬ですね」

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