2022年4月に将棋担当になるまで将棋を指したことのなかった記者が、「今から将棋を始めよう」という目線で、将棋教室や道場を実際に体験するコーナー「道場へ行こう!」。第17回は、東京・台東区で行われた「ことえ 10切れCUP」に出場してきました!(瀬戸 花音)
「ことえ」という将棋関連のイベント事業を行っている団体がある。以前このコーナーで紹介した「クニタチ名人戦」の運営も行っており、その他にも月に1回の級位大会や、棋士とのポーカーやダーツイベントなども主催。将棋ファンの間でイベント人気が高まっている。その「ことえ」が4周年を迎える記念大会ということで、出場を決めた。
同大会は10分切れ負けという持ち時間の短い戦い。級位者の部は5人出場で、私以外の参加者4人は全員小学生だった。やはり、持ち時間の短い対局は早指しな子供に人気ということだろうか。
3年生、4年生、3年生、4年生と総当たりで戦い、結果としては初戦だけ勝ちでその後3連敗だった。時間が足りません…。アプリ「将棋ウォーズ」で10分切れ負けの対局を月130局ほどやっているので、慣れているつもりでいたが、実際に駒を動かすという手間があることと、人間を目の前にすると負けたくないという気持ちが芽生え、時間を使って真剣に悩んでしまうことが分かった。
ことえの細谷優人代表(24)は「最終的にはタイトル戦を開催したい」と大きな夢を語っていた。これからもお世話になります。