俳優の渡辺謙(65)が15日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜・午後10時)に出演した。
“世界のワタナベ”として羽ばたく出世作となった2003年のハリウッド大作「ラストサムライ」について、出演のきっかけがオーディションだったことを明かすと、「無事、合格しました、いつから、いつまで撮影ですって話は一切ないんですよ。(契約書も)いまだにないです。(契約書は)面倒くさい人だけやるんです。僕はほとんどないですね」と話した渡辺。
この作品でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、一躍、ハリウッドスターの仲間入りを果たした。
興行収入140億円のメガヒットとなった同作だが、自身のギャラについて「納得できる額ですよね?」と聞かれると、首を横に数回振った渡辺。
その上で「日本で仕事してる方が全然稼げるよねって額でした。結局、新人扱いなんですよ。これ、おかしいじゃん、日本で8か月仕事したら、もうちょっとオカネになるよねぐらい」と続けると「下手すると(日本の)半分くらいって」と明かしていた。
それでも「ただ、言ってみれば強い名刺を作ってもらった感じですから」と同作出演について回顧していた。