負傷でメンバーから外れていた鵜沢だが、全国大会は登録が5人増えて30人になるため、県選手権後の11月末にAチーム復帰。さっそく左サイドバック(SB)で存在感を見せている。
8日のプレミアリーグ最終節・神村学園戦で先発すると、攻撃のキーマンの右SH徳村とマッチアップ。何度も突破を阻んで自由にプレーさせなかった。「前回(全国総体準々決勝)はあの選手にやられたんです(0●3)。鵜沢がよくやった」と川口修監督(51)も絶賛した。
持ち味は堅い守備だけではない。清水エスパルスジュニアユースで育ったテクニシャン。「個人技でマークを外してガンガン仕掛けます。全国では静学らしさを出して強敵と戦いたい」。連日の紅白戦でも、前線へ顔を出してシュートを狙っていく。帰ってきた攻撃的SBが、チームを活性化させている。
(里見 祐司)
◆鵜沢 浬(うざわ・かいり)2006年4月26日、伊豆の国市生まれ。18歳。フットサルを幼稚園で、サッカーを韮山小1年で始め、2年時に静岡市に引っ越し、清水七中時代は清水エスパルスJYでプレー。173センチ、67キロ。血液型O。家族は両親と弟。