ソフトバンクのナインが16日、優勝旅行先のハワイからチャーター便などで帰国し、福岡空港で取材に応じた小久保裕紀監督が、獲得することが明らかになった上沢直之投手=レッドソックス傘下3AウースターからFA=の印象について語った。
日焼けした精かんな顔つきの指揮官は「今年一年見ていない」と前置きしながら、2021年の1軍ヘッドコーチ時代に見た上沢について所見を述べた。
「真っすぐとフォークの出どころが見にくい投手。力感の割には手元にボールが来るという話はよくしていた。今年一年向こうで苦労したでしょうから、そういうものも含めて日本球界で(再び)やれるというところを見せてほしいですね」
日本ハムからポスティングシステムでメジャー移籍したが、登板はわずか2試合で1勝もできなかった右腕。日本球界での再チャレンジにエールを送った。
5泊7日の優勝旅行では、ウェルカムパーティーで「初めて」というフラダンスを披露。スタッフにも「直接優勝に携わるスタッフばかりじゃないですが、ご褒美的な旅行がある中で、一緒に仕事してるんですよ」と伝え、ホークスが“ワンチーム”であることを強調した。「V旅行でチャーター便でお祝い。いい切り替えになったと思います」と2025年シーズンへの戦闘モードにスイッチを入れ替えていた。