ロッテの中村奨吾内野手が16日、楽天前監督の今江敏晃氏と22、23年に引き続き、千葉県の千葉こども病院を訪問し、入院中の子どもたちと交流した。今江氏が現役時代の2009年から小児がんの支援活動を実施。22年から参加し、3度目となった中村奨は「直接会ってすごく喜んでくれてる顔を見ると、こっちも勇気をもらえますし。直接会うことによって子供たちの方も色々感じてくれたりしたらいいなと思っています」と目を細めた。
この日は2人で一部屋一部屋を回り、キャップなどグッズをプレゼントするなど、交流した。「色々勉強を頑張ってる子もいましたし、趣味を楽しんでる子もいましたね。1人ずつお話ができたんでよかった」と、逆に元気をもらった様子だった。
今季は吉井監督が内野シャッフル構想を掲げ、遊撃だった藤岡裕大内野手が二塁に、3度のゴールデン・グラブ賞に輝くなど不動の二塁手だった中村奨が三塁にコンバートした。一方、中村奨は今オフには来季の二塁再転向を指揮官に直訴。この日は、当時のやりとりも踏まえ、「(吉井監督からは)『奨吾の思いは伝わったから、色々なパターンを考えて、こっちも色々考えてみるけど、セカンドでまずこのオフは練習してきてくれ』ということは言われました」と明かし、改めて二塁への強いこだわりをのぞかせた。