現役ドラフトで巨人から阪神へ移籍する畠世周投手が16日、ジャイアンツ球場で自主トレを行った。
キャッチボールやブルペンでの投球練習などで汗を流し、新天地での躍動へ向けて準備を進めている。近大から16年ドラフト2位で入団し、巨人では8年間過ごした。来季からは敵となる中で「一番は(吉川)尚輝と対決したいですね。やっぱり同期で入って1位なので。シート(打撃)で、5の(打数)5(安打)くらいで打たれちゃっている。今、いいイメージで来られちゃっているので、何とかアウトを取りたいですね」と見据えた。
今季は1試合の登板に終わったが、イースタン・リーグでは37登板で2勝1敗2セーブ、防御率1・41。新天地となる阪神の藤川監督は前日15日に畠について「一番欲しかった選手ですから」と話しており、来春の1軍キャンプ入りも明言。その言葉に右腕は「自分にとってやっぱり望まれて行けるというのはすごくいいことだと思います」と感謝し、「しっかりその期待に応えられるように準備して、『使えるな』って思われるようにアピールしていきたいなと思います」と意気込みを示した。