お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおがレギュラー出演するBS―TBS「サンド伊達のコロッケあがってます」(金曜・後9時)が男性層を中心に話題となっている。不定期放送で2022年にスタートし、今年4月からレギュラー化した同番組について伊達は「皆さんに『お店に行きたい』と思ってもらえるような番組を目指している」と熱弁した。
ロケは、月に1度都内を中心に行い、11月のロケは墨田区内でスタート。1店舗目から早くも自家製コロッケなど揚げもの4種を頬張っていた伊達。「1回の収録(2週分)で10個以上食べたこともある。1週分で8個食べたことも。放送を見ると(表情で)1本目の収録なのか2本目なのかすぐに分かりますよ」とにやりと笑った。
実は局側からオファーを受けたわけではなく、伊達の熱烈な逆オファーで番組は企画された。「ラーメンの番組はあるのに、コロッケってないからやりたいと思って、最初はYouTubeでやることも考えた。BS―TBSさんで出来るようになったのはうれしかったですね。番組のエンドロールにも『企画 伊達』って入ってます!」
伊達にとってコロッケは思い出の味だ。「売れていない時に富澤(たけし)と同居し、コロッケに支えられていた時期があって。ごちそうだった。やっぱりじゃがいもコロッケが好きですね~」と懐かしそうに思い返し「とにかく『顔』でおいしさを伝えられるように心がけてます」と笑った。
伊達は、ビジネスホテルにケンドーコバヤシが宿泊し、地方のグルメを堪能するBS朝日「ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版」(木曜・後10時半)、BSテレ東「飯尾和樹のずん喫茶」(日曜・後5時45分)など、「サンド伊達のコロッケ―」と類似した番組の大ファンだといい、飯尾和樹らと互いに感想を伝え合っている。「それぞれが喫茶店にフォーカスしたり、こだわりを持ってやっているのが面白い」と絶賛し「コロッケに寄りすぎず、街を歩きながらどんどんコバさんたちと合流するみたいなコラボもやってみたいな」と抱負を口にした。
〇…同番組の神田祐子プロデューサーは「こんなにお腹はいっぱいなのに、おいしそうに食べ続ける姿をみていると、やっぱりすごいと感じます」と伊達を褒めたたえ「一緒にロケしていると、場の空気が変わるし、嗅覚がすごい。おいしそうな店が見つけるのもうまい」と語った。伊達とともにレギュラー出演しているお笑いコンビ「わらふぢなるお」の口笛なるおは「ずっと(伊達に)支えられている状態。色々と教えてもらっている」と感謝を口にした。また、レギュラー化し、視聴者からの反響も実感しているようで「僕のことを知らないのに、『コロッケの番組に出てる人』と認識してくれる方もたくさんいて。番組の人気を感じますね」とほほ笑んだ。