「第49回報知映画賞」の表彰式が16日、東京・渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで行われた。
作品賞・海外部門を受賞した「シビル・ウォー アメリカ最後の日」は、内戦が起きた近未来のアメリカを舞台に、ジャーナリストらが恐怖や狂気にのみ込まれていく姿を描いた。
配給したハピネットファントム・スタジオの小西啓介代表取締役社長は壇上で「名誉で歴史ある重い賞」と歓喜。作品について「アレックス・ガーランド監督は『この映画を見たお客さんに何を求めるか』と聞かれ、『対話と想像力だ』というお話をされていました。戦争や紛争が起きている昨今でも、それらが危機を回避する手段になると思う」と呼びかけた。
◆選考委員 荒木久文(映画評論家)、木村直子(読売新聞文化部映画担当)、見城徹(株式会社幻冬舎代表取締役社長)、藤田晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役)、松本志のぶ(フリーアナウンサー)、YOU(タレント)、LiLiCo(映画コメンテーター)、渡辺祥子(映画評論家)の各氏(五十音順)と報知新聞映画担当。