J1横浜FMの新スポーティングディレクター(SD)に就任した西野努氏(53)が17日、横浜市内で記者会見した。
西野氏は浦和のテクニカルダイレクターを4月で退任し、来季から横浜FMのSDに就任。新監督に元イングランド代表ヘッドコーチのホーランド氏と9月頃から交渉を重ねた上で招へいし「アタッキングフットボールをしっかりベースとしてやってくれる人。プラス、サッカーが変わっていく中でも対応しながら勝ち続けることができるチームを作れる監督という視点で選んだ」と語った。
新たな強化体制の陣容について「トータル的には人数は変わらない。入れ替わりはある」と西野SD。その上で、19年まで横浜FM一筋で18年間プレーした元日本代表DFの栗原勇蔵氏(41)=現クラブシップ・キャプテン=が、チーム強化を担う「チーム統括本部」に加わることを発表した。
西野氏は「僕はクラブにとって新しい人間なので、(栗原氏は)クラブを熟知してるし、チームの文化を含めて理解してる人間に僕の近くにいてもらって、いろんなアドバイスをしてもらいながら彼にチーム強化の仕事を覚えていってほしい。右腕になってほしいなと思ってる」と大きな期待を寄せた。