第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)で2年連続24回目の出場となる中央学院大が17日、千葉・我孫子市のキャンパスで合同取材会を行った。箱根予選会でエースの吉田礼志主将(4年)に続きチーム2位を記録した近田陽路(3年)は、チーム目標の5位達成へ「往路での順位がそのまま(総合)順位につながる。往路でどれだけ良い流れを作って、復路につなげられるか」と語った。
9区を任された前回大会は、10キロ付近から脱水症状に苦しめられ、本来の実力を発揮できず。区間全体最下位の23位となり、たすきもつなぐことが出来なかった。近田は「あまり水分を取らずにレース中に後半脱水気味になってしまった。スポーツドリンクを1本飲んでも回復せず、悔いが残る走りだった」と前回の走りを振り返ると、「(今回の)希望は9区で出している。リベンジしたい」と雪辱を誓った。
今年は3年生ながら副主将に就任。吉田が実業団の練習に参加するためチームを離れていた夏合宿の期間は、代わりに先頭に立ってチームを支え続けた。吉田は「(近田は)本来はそんなに人に(何かを)言うタイプではなかった」と明かしたが「(自分がいない期間)近田がすごい色々とやってくれていた。それを聞いたときに近田が一番成長したと思った」と目を細めた。
川崎勇二監督(62)は「近田を前(往路)で使うか、後ろ(復路)で使うか、2通りを考えている」と頭を悩ませている様子。往路は3区か4区、復路は9区か10区での起用を想定していると明かすと、「今回は近田がキー」と期待を寄せた。