J1浦和が来季の新戦力として、ベルギー1部コルトレイクのMF金子拓郎(27)の獲得に動いていることが17日までに分かった。すでに移籍交渉は大詰めを迎えており、獲得は濃厚となっている。
埼玉出身の金子は身長178センチ、右サイドを主戦場とする左利きのドリブラー。前橋育英高を経て、日大在学中の2019年に特別指定選手として札幌でJ1デビューした。
昨年7月に札幌からクロアチア1部ディナモ・ザグレブ(クロアチア)に期限付き移籍。公式戦41試合に出場し、5ゴール6アシストでリーグ戦とカップ戦の国内2冠に導いた。今年7月にコルトレイクに完全移籍し、リーグ戦14試合1得点を挙げていた。
浦和は課題とする得点力アップのキーマンとして、高いドリブル突破とチャンスメイクを誇る金子に白羽の矢を立てた。数年前から金子の獲得を目指してきた経緯があり、念願の補強となりそうだ。前橋育英高の1学年先輩であるMF小泉佳穂、MF渡辺凌磨、GK吉田舜らが在籍していることも加入に向けてプラスに作用するとみられる。