左肘内側の側副じん帯損傷と疲労骨折のため、8月30日にトミー・ジョン手術(内側側副じん帯再建術)を受けた健大高崎(群馬)のプロ注目左腕・佐藤龍月(りゅうが)投手(2年)が18日、出場が確実視されている来春センバツに打者として出場したい意向を明かした。
全治に約8か月を要する手術だが、術後の経過は良好。現在はランニングや素振りなどの練習を行っており、担当医からは「今まで見たことがないくらい治りが早い」と言われているという。キャッチボールが出来るのは早くて来年の2月以降だが、年が明ければティー打撃が可能になる。佐藤は「代打としてベンチに入ることが出来たら。厳しいことかもしれないが、それが目標です」と思いを述べた。
投手としては、来夏の群馬大会でのカムバックを頭に描く。「復帰した時に150キロを投げることを目標にしています」。現在の最速は146キロ。“大台到達”、そして高卒でのプロ入りを目指し、ケガをしない強い体作りに励む。