◆有馬記念追い切り(18日・美浦トレセン)
第69回有馬記念・G1(22日、中山)の追い切りが18日に東西トレセンで行われ、3歳のクラシックホースが躍動した。菊花賞馬アーバンシックは美浦・Wコースで鋭い加速を見せ「打倒ドウデュース」へ態勢を整えた。
打倒1強へ、態勢は整った。アーバンシックは美浦・Wコースでシホリーン(2歳1勝クラス)との併せ馬で6ハロン83秒7―11秒6を馬なりでマーク。2馬身半追走から余力十分に併入した。騎乗したルメールは「今日は反応を感じたかったが、状態は良さそう。菊花賞と同じ状態で、いい競馬ができると思います」と好感触だった。
力を出せる手応えを感じ、16年のサトノダイヤモンド以来となる菊花賞からの連勝へ思いを強くした。「大きな挑戦ですが、今年も勝つ自信があります」と宣言。最大のライバルであるドウデュースについて「彼の瞬発力はすごいです」と強さを認める一方、ハーツクライに騎乗してディープインパクトに初めて土をつけた伝説の05年有馬記念が思い浮かんでいた。
「ちょっとタイプが似ていますね。だからアーバンシックはドウデュースの前にいた方がいいと思う」。差し馬だったパートナーを先行させ、3冠馬の猛追をしのいだ19年前の再現を狙っている。
「ハーツクライが勝ったときは4歳でディープインパクトは3歳。今回は逆ですね。アーバンシックはまだ若いけど、能力はたくさん持っているから、良い結果を期待しています」。今回は最強のハーツクライ産駒に挑む図式となったが、ルメールが見据えるのはグランプリ制覇だけだ。(西山 智昭)