読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が19日未明、死去した。98歳だった。読売新聞によると、肺炎のため午前2時に都内の病院で亡くなった。
渡辺氏は1996年12月から巨人軍のオーナーに就任し、04年まで計8年間務めた。巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(88)が球団を通じてコメントを発表した。
「突然の訃報でした。しばらくは、何が起こったのか、頭は白紙の状態でした。古く長いお付き合いで、巨人を離れても沢山の思い出があります。今、何を話せばよいのか、巨人が勝った時の渡辺さんの笑顔しか浮かんできません」
長嶋氏は1993年から自身2度目となる巨人監督に就任。96年12月から巨人軍のオーナーに就任した渡辺氏とは、共に巨人、プロ野球の発展に大きく貢献した。2001年に監督を勇退以降も、厚い信頼関係で結ばれていた。